ジャイアント馬場、遂にサンマルチノに勝つ!
ジャイアント馬場とブルーノ・サンマルチノといえば、友人でありライバルとも言われたが、日本においてそれまで決着がつかなかった。それが、リングアウトではあるが、初めて国内の試合で結着が付いたのだ。
★日本プロレス
サンマルチノ血戦シリーズ
8月7日 大阪市 大阪球場
・インターナショナル選手権(60分3本勝負)
ジャイアント馬場(2-1)ブルーノ・サンマルチノ
サンマルチノ(背骨折り 12分58秒)
馬場(エビ固め 4分28秒)
馬場(リングアウト 7分34秒)
前年のインターナショナル選手権では引き分け。今シリーズもノンタイトルでドローと決着が付ず、さらに前日は雨天順延と、延ばしに延ばしたサンマルチノの戦いでやっとジャイアント馬場が白星を挙げた。
3本目、リング外の攻防で馬場がサンマルチノの脳天にイス攻撃。カウント20ギリギリに滑り込んだのだ。
6年間ニューヨークで不敗のサンマルチノに勝つにはこれしかなかった。
この試合、モノクロのフィルムでは見たことがあるが、当時の中継では見ていないのが残念。大阪球場に詰めかけた14000人の記憶だけが、そのリアルな迫力を覚えていることになる。